アップUP通信

「熱中症」について調べてみたよ(6月号Vol.80)

みなさん、こんにちは。ふくちゃんです。
突然ですが、熱中症になったことはありますか?

私は、2回あります。
急にくらくらして、息が苦しくなって、立っていられなくなりました。
水を飲んで、しばらく座っていたら治りましたが、
一人だったのと、突然の症状だったので、とても不安でした。

そろそろ熱中症になりやすい季節です。
今月は、熱中症について調べてみましたので、是非参考にしてください!

熱中症には脱水症が潜んでいます

熱中症は ①体液の不足で起こる障害、②体温上昇で起こる障害 の総称です。
(※体液とは、体内にあるすべての液体のこと。血液・リンパ液・組織液など)

高温の環境で運動や労働を行うと体温が上がり、体温を下げるために発汗が起こります。
しかし、発汗で体液が失われると、水分の不足から栄養素、酸素、老廃物の出し入れが滞り、電解質の不足から障害が起こります。(脱水症)

さらに発汗が続き、体液が失われると、カラダは体液の喪失にブレーキをかけるため発汗をストップします。
すると発汗で体温が下げられなくなり、体温が上昇して障害が起こります。(熱中症)

発汗による体温調節機構が維持できなくなると、カラダ中の臓器にダメージが及びます。もっとも影響を受けやすいのは
脳です。脳へのダメージから、けいれんや意識障害などが起こることもあります。

脱水症の症状を知っておこう

脱水症の症状は「水分」と「電解質」の減少が複合して起こります。体液は、生命の維持に不可欠な働きを
しており、体液が脱水症で失われるとカラダに様々なトラブルが生じます。

水分の喪失 血液の不足・低下 ★食欲の低下 ★集中力の低下
電解質の喪失 骨や筋肉から
電解質が喪失
★しびれ・脱力 ★足のつり

脱水症を予防するには、普段からの「水分補給」「食事」「十分な睡眠」が大切です!

※そういえば、私が熱中症になったとき、二回とも睡眠不足でした。

脱水症かなと思ったら

脱水症といっても、単純に水分だけが抜けているのではありません。
冷たい経口補水液などで、水分とミネラル(塩分)を補いましょう。
安静にしていれば、10~20分くらいで症状がおさまってきます。

脱水症を予防するには

のどが渇く前に水分を摂取することが大切です。
水を飲むのが苦手な方は、果物や野菜・汁物など水気を多く含む食品も水運補給におすすめです。
普段からの食事をしっかりとること、十分に睡眠をとること、加湿器などで部屋の湿度を保つことも効果的です。

熱中症の応急処置

熱中症は「どのくらい症状が重たいか」という重症度により、Ⅰ度、Ⅱ度、Ⅲ度の3つに分類されます。
熱中症のおよそ6割はⅠ度です。体温調節機構が破綻して体温が上昇するのはⅡ度以降。
Ⅱ度以降は症状が重篤なので、体温が上がらないⅠ度の段階で対処することが大切です。
しかもⅠ度からⅡ度、Ⅲ度にはあっという間に進行する恐れがありますので、熱中症が疑われる人をひとりにしないことが重要です。
一人にしてしまうと、意識が失われるなどの重症化を見逃す恐れがあります。

まとめ

・脱水症を予防するには、普段からの「水分補給」「食事」「十分な睡眠」が大切。

・脱水症かなと思ったら、経口補水液など、水分と塩分を摂取する。

・意識がなかったり様子がいつもと違ったら、救急車を呼ぶ。

・熱中症が疑われる人をひとりにしない。

 

作成:株式会社ワイドソフトデザイン//出典:STOP!熱中症、コカコーラ株式会社飲料アカデミー、いらすとん等

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