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『吉田麻也 レジリエンス――負けない力』(ハーパーコリンズ)

今回はサッカー日本代表 吉田麻也選手の『吉田麻也 レジリエンス―負けない力』を紹介します。

こちら社内の同僚から譲り受けた本なのですが、その同僚がこの本の紹介をブログで書きかけた状態で中断しているようでした。

バトンを渡されたのだと勝手に捉え、今このブログを書いています。笑

 

吉田麻也選手について

書籍の内容に入る前にまずは吉田麻也選手についてご紹介します。

今更紹介するまでもないかもしれませんが、サッカー日本代表で長年キャプテンを務めてきたセンターバックです。

サッカーを観ない人でも名前くらいはご存知なのではないでしょうか。

オフィシャルサイトから引用すると経歴は以下のようになっています。

 

【経歴】
■クラブ
2001年-2003年 名古屋グランパスエイトU-15
2004年-2006年 名古屋グランパスエイトU-18
2007年- 名古屋グランパス
2010年- VVVフェンロ(オランダリーグ)
2012年- サウサンプトン(イングランド プレミアリーグ)

■代表
U-18 日本代表/U-20 日本代表候補/U-23 日本代表/U-23 北京・オリンピック 日本代表/U-23 ロンドン・ オリンピック 日本代表(OA)
2011年-AFCアジアカップ2011(優勝)
2013年-FIFAコンフェデレーションズカップ2013
2014年-2014FIFAワールドカップブラジル
2015年-AFCアジアカップ2015(ベスト8)
2016年-キリンカップサッカー2016
2017年-2018FIFAワールドカップロシア予選 日本代表
2018年-2018FIFAワールドカップロシア 日本代表
2019年-AFCアジアカップ2019(準優勝)

 

こうして見てみると、歴代日本人センターバックの中では最も活躍した選手なのではないでしょうか。

特に長年イングランドプレミアリーグの第一線で活躍していたという実績が素晴らしいですよね。

オフィシャルサイトの経歴には記載ありませんが(レンタル移籍だから?)、その後イタリアセリエAのサンプドリアを経て、

2023年4月現在はドイツブンデスリーガのシャルケで活躍されています。

 

吉田選手の自叙伝

さて本書についてですが、表紙を見るとビジネス書や自己啓発本のような印象を受ける方もいると思います。

しかし実際読んでみるとその趣は少なく、本書はプロサッカー選手吉田麻也の自叙伝であると私は捉えました。

吉田選手のサッカー人生が幼年期から現在に至るまで順に書かれており、吉田選手のサッカー人生を追体験出来るような内容になっています。

吉田選手が印象に残っている試合や出来事について内容や思いが詳細に書かれており、それは本書でしか知ることの出来ない内容だと思います。

サッカーの内容だけでなく海外生活についても書かれており、現地で住居や車をどうやって手配していたかなどの細かいエピソードが面白かったです。

 

レジリエンスとは

本書のタイトル「レジリエンス」ですが、初めて聞いたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私も自分の口からこの言葉を発したことはありませんが、ビジネスシーンなどで稀に目にする言葉です。

「回復力」や「復元力」を意味するそうで、困難や脅威に立ち向かうための能力と言われています。

吉田選手は幼い頃から今に至るまでいくつもの困難があったのですが、そこを持ち前のレジリエンスで乗り越えてきたというエピソードが本書の骨子となっています。

実績に裏打ちされているため内容に説得力があり、私自身も自分の生活に置き換えてレジリエンスを意識するきっかけとなりました。

 

どんな人におすすめか

前項で「自叙伝」「レジリエンス」と述べてきましたが、個人的には自叙伝としての趣が強かったです。

日本人の海外サッカー冒険譚として楽しく読むことが出来ました。

サッカーに興味のない人が読んでも参考になる内容ではありますが、やはりサッカー好きの方が読むとより楽しめるかと思います!

 

 

ちなみに…弊社のブログでサッカー選手の著書を紹介するのはこれで3冊目になります。何故か多いですね。笑

興味がありましたら以下もご覧ください。

 

『岡崎慎司 悩む男』(岡崎慎司:小学館)

 

『心を整える』(長谷部 誠:幻冬舎)

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