ワイドの本棚

【ワイドの本棚】『トップ1%に上り詰めたいたなら、20代は”残業”するな 』(山口周 大和出版)

こんにちは、ワイド3年目の歩く光合成です。

初回投稿なので、今まで読んだ本の中で1番お気に入りの本を紹介します。

 

本日紹介する本『トップ1%に上り詰めたいたなら、20代は”残業”するな』

○どんな本?

この本は、残業しないためのノウハウについて書かれた本ではありません。
またワークライフバランスを推奨する本でもありません。

幸福で実り豊かな仕事人生を歩むため
20代をどう過ごしたらいいのか、仕事にどう取り組んだいいのか
について書かれた本です。

世間の常識とは違った考えが多く(筆者も述べています)、
好き嫌いが分かれそうな本でもあります。

 

○”残業するな”の意味とは

“残業するな”の真意について、筆者はこう述べています。

“「目の前の仕事に一生懸命に取り組むのはいいことだ」という世間的な
常識を疑うこともなく、その仕事が社会にどんなインパクトを与えるのか、
自分にどんな成長をもたらすのか、といった見通しも持たず、
無自覚に目の前の仕事に取り組む、そうしていれば高い評価をもらえるだろう
と甘える。

そういう知的に怠惰で依存的な態度を戒めるために「残業するな」と
いっているのです。”

 

筆者は努力には「スジの良い努力」「スジの悪い努力」の2つがあると定義しています。
戦略もなくただひたすら努力するのが「スジの悪い努力」で
「スジの悪い努力」を続けていても無力感と徒労感だけしか残らない、
つまり人生を豊かにしないと述べています。

 

○20代は種をまき、育てる時期

筆者は人生を1年に例えれば20代は
「初夏」であると述べており、インプットの大切さを説いています。

この時期に、焦って早く「実り=アウトプット」を
出そうとすれば、かえって自分という畑の持っている「潜在的な収穫力=可能性」
を破壊しかねないと述べています。

また筆者は将来のキャリアプランをつくることは無意味で、
キャリアというのは偶然によって形成されるものだと述べています。

いい偶然を引き寄せるためにも
色々なことに目を向けたり、挑戦したりすることの大切さを説いています。

時間とお金を自由に使える20代だからこそ、
今まで目を向けていなかったことにも挑戦していこうと感じました。

 

○おわりに

冒頭に述べたとおり、本書に書かれている内容は
世間の常識とは離れた考えが多く、実践するのが難しいものも多いですが、
自然とやる気にさせてくれる本でもあります。

面白そうだなと思って頂いた人はぜひ、手に取って読んで頂ければと思います。
今日はこれで。ありがとうございました。

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