アップUP通信

「東京2020オリンピック」(8月号Vol.118)

こんにちは、おもちライダーです。

4年に1度のスポーツの祭典、オリンピックが始まりましたね。57年ぶりの日本での開催ということもあり、注目している人も多いのでは?

今回は近年人気が急上昇しているスポーツや、普段目にしないスポーツを紹介します。
お家で様々なスポーツを観戦してみませんか?

 

東京2020オリンピックからの新競技・新種目

今回のオリンピックから新競技(スポーツの種類)・新種目(競技内の部門)として、5競技18種目が追加されました。
これは、「若者へのアピール」「男女平等の推進」「シンプルで分かりやすい」などの基準から選定されています。

 

新競技 空手

琉球王国時代の沖縄県が発祥とされる武道。

海外でも人気の高い競技ですが、今まで流派が多いために長らく国際ルールが統一できませんでした。
世界空手連盟が尽力し、今大会初めて追加されました。

種目は、1対1で戦う「組手」と1人ずつ演武を行う「型」の2つ。
力強い投げと組み伏せが特徴の柔道に対し、空手は突きと蹴りのスピード感が見どころです。

 

新競技 スポーツクライミング

突起のついた険しい垂直の壁を登るスポーツ。若い層で人気が広まっています

1対1で速さを競う「スピード」、時間内で複数あるコースのクリア数を競う「ボルダリング」、
難解なコースを時間以内に一発勝負で登れるか競う「リード」という3種類のクライミングを行う複合競技です。選手によって得意不得意が違うのが見どころです。

 

新競技 サーフィン・スケートボード

若者向けのスポーツとして人気が高い2競技。
どちらも技の難易度やテクニック、スピード感やオリジナリティを評価するアクロバティックな競技です。スケートボード(パーク)には冬季五輪スノーボード2連続銀メダルの平野歩夢選手が出場します。

 

新種目 男子野球・女子ソフトボール

本来は別の競技ですが、男女平等を目指し今大会では1つの競技(スポーツ)の中の2つの種目として3大会ぶりに復活

男子野球には楽天の田中将大選手や巨人の菅野智之選手、
女子ソフトボールには上野由岐子選手が出場します。

 

新種目 バスケットボール 3×3 (スリー・エックス・スリー)

ストリートから生まれた3on3 (スリーオンスリー)に、世界共通の公式ルールを設けたのが本種目。
従来の5人制とは違い、半分以下のコートで1つのゴールを使用し試合時間も10分と短く、スピーディでコンパクトな点が特徴。MCと音楽で会場を盛り上げる点もストリート育ちのスポーツならではの魅力です。

 

 

 

意外と知らない 競技と見どころ

 

人馬一体の美しさ 馬術

日本では馴染みが薄いですが欧米では人気が高く、男女混合で実施されるスポーツです。

馬場内で演技し美しさを競う「馬場馬術」、高さ150cmの障害物が置かれたコースを走り抜ける「障害馬術」、
その2つの種目と自然内のコースを走るクロスカントリーを行う「総合馬術」の3種目があります。

馬にも性格や素質があるため、それをどう引き立たせるかは人と馬との信頼関係が重要になる競技です。

 

自然と戦え! マラソンスイミング

2008年北京オリンピックから追加された競技で、海や川などの自然の中の10kmのコースを泳ぎます。
レーンは無くブイの周りを周回し長い距離を泳ぐため、コース取りや体力の温存など戦略が重要になります。中でも当日の波や水温などの自然の影響を強く受けるため、競泳競技とはまた違った見どころがあります。

 

サポーターとのコンビネーションが光る! パラリンピック 水泳・陸上競技

 

パラリンピックでは障害をもつアスリートが活躍しますが、選手の補助をするサポーターもその舞台に立ちます。

水泳でプールの壁が見えない選手には、身体に棒で触れて壁が近づいていることを知らせる「タッパー」と呼ばれるサポーターがつきます。
タッパーとの息が合わないと、ターンでのタイムロスや大きな事故にもつながるため絶妙なコンビネーションが必要です。

陸上競技でも、トラック種目で選手がコースから外れないよう1本の紐を握りあい並走する「ガイドランナー」や、
跳躍・投擲種目で踏み切り位置や投擲方向を声や手拍子で知らせる「コーラー」というサポーターもいます。

また、どちらの競技でもスタートの合図音が聞こえない選手のために、フラッグや光で知らせるスタートシグナルを使います。
アスリートが全力を尽くすための工夫が詰まっているのもパラリンピックの見どころですね。

 

 

 

日本代表に外国人選手が入れるのは何故?

オリンピック憲章で定められたルールでは、新しく国籍を取得してから3年経てば、新しい国籍の代表としてオリンピックに出場ができます。

しかし、競技によってはその国際競技連盟が決めたルールが適用されることもあります。
例として、バスケットボールでは「帰化選手枠」があり、日本国籍を取得してまだ1年のエドワーズ・ギャビン選手が日本代表として出場します。
また、ラグビーでも独自の国際ルールが定められていて、国籍ではなく「その国のラグビー協会に所属する人」として参加が認められています。

 

 

 

2021年8月号(アップUP通信)

 

使用イラスト:Flameillust、シルエットAC、SILHOUETTE DESIGN

出典: パソナ『東京2020を楽しむ』、NHK『東京2020オリンピックサイト』、マイナビニュース『親子で楽しむ「東京2020」

作成:株式会社ワイドソフトデザイン

 

 

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