アップUP通信

「世界のバレンタインデー」(2月号Vol.124)

もうすぐバレンタインデーですね。
日本では主に女性が男性にチョコレートを贈り告白する日。
友達同士で贈り合うこともありますね!私も小学校や中学生の頃、チョコを手作りして学校で友達と交換していました。
ビスケットに溶かしたマシュマロを挟み、チョコでコーティングしたお菓子を作ったら、
大きいうえにカッチカチになってしまい、ものすご~く不評だった思い出があります。世界各国のバレンタインデーはどんなことをするのか気になったので調べてみました。

 

世界のバレンタインデーの過ごし方

イタリア

イタリアでは「恋人の日」と呼ばれ、恋人同士や夫婦で愛を深める日です。
男性が女性に贈り物をし、赤いバラが主流で、他にはジュエリーや香水などが贈られます。
多くのカップルが、当日はお洒落してレストランに行きます。翌日2/15は「シングルの日」と呼ばれ、
独身の人たちで集まりパーティーをして盛り上がります。

 

アメリカ

主に男性が女性に贈り物をする日ですが、
恋人や夫婦に限らず、親子や友人の間でも愛や感謝を伝え合います。贈り物はメッセージカードや花が定番。
チョコレートを贈ることもありますが、甘いお菓子ならなんでも贈るそうです。大人から子どもまで楽しむイベントになっていて、
子どもたちは学校などでカードやお菓子を交換します。

 

イギリス

イギリスでは男性が女性に贈り物をします。
メッセージカードと花が定番で、他にはチョコレートやシャンパンなどを贈ります。「密かに愛を伝える」のがイギリス流。メッセージカードは、贈り主の名前ではなく
「From your Valentine」= 「あなたのバレンタイン(特別な人)より」と書いて渡します。
いつも一緒のあの人かもしれないし、密かに思われているかもしれない、
そんな奥ゆかしさがありますね。

 

デンマーク

メッセージカードや花を贈るのは他の欧米圏と同じですが、デンマーク独自の文化があります。

男性は名前を伏せてメッセージカードを女性に贈り、
受け取った女性が贈り主を当てることができたら、
イースター(4月頃)にその男性からプレゼントが貰えます。

花を贈る場合、
スノードロップ(マツユキソウ)という白い花を恋人や友人同士で贈り合うことが一般的です。

 

ブラジル

愛と情熱の国ブラジルには、意外にもバレンタインデーはありません。
その代わり6/12に「恋人の日」があり、恋人同士で贈り物をします。定番は写真入りのフォトフレームですが、
それにこだわらず様々な贈り物や相手の喜ぶことをする日です。しかし「恋人の日」の歴史は浅く、日頃から愛を伝えるお国柄のため、
他の国ほど熱狂的な賑わいではないそうです。

 

インド

ヒンドゥー教徒が8割を占めるインドでも、
若い世代を中心に少しずつバレンタインデーが浸透しています。「バレンタインウィーク」という2/7~13日の間、
1日目はバラ、2日目は告白、3日目はチョコレート、など男性が女性に1日1つずつ贈り物をします。
14日当日はデートをすることが多いそうです。若者世代の文化らしく、バレンタインウィークの間SNSで愛の詩を贈る人たちもいます。

 

中国

中国のバレンタインは「恋人の日」と呼ばれ、
2/14と、旧暦の七夕(現在の8月頃)と、5/20の年3回あります。
中国語の「520」と「愛している」の発音が似ているため、
若い世代を中心に5/20も楽しまれているのだとか。男性が女性にバラを贈るのが定番ですが、チョコレートも人気があります。
高額なプレゼントや現金520元(日本円で約9,000円)を贈ることもあります。

 

韓国

韓国では女性が男性へチョコレートを贈り、3/14のホワイトデーに男性が女性にお返しをします。
恋人達がメインのイベントですが、友達同士でも贈ることもあります。他の国と比べると日本と似ていますが、
大きなバスケットに入れたチョコの詰合せを贈るのは韓国ならでは。
若い世代に人気で、大きく派手な飾りつけで愛をアピールします。

 

なぜ日本ではチョコレートを贈るの?

チョコレートが定番の贈り物なのは日本と韓国ぐらいです。
花束やメッセージカードが主流の国でも、チョコレートは人気の贈り物です。1868年にイギリスのキャドバリー社が、
ハート形のボックスに入ったチョコレートを売り出したことがきっかけで、
元々バレンタイン文化のあった国でもチョコレートが人気の贈り物になりました。日本のバレンタインは、1932年にモロゾフが
「バレンタインにチョコレートを」というキャッチコピーで売り出したことが始まりです。
1959年にメリーチョコレートカムパニーが「女性が男性に1年に1度愛の告白をできる日」として
ハート形のチョコを売り始めてから、中高生を中心にバレンタイン文化が浸透しました。

 

 

2022年2月号(アップUP通信)

使用画像:Flameillust、いらすとくん、イラストAC、写真AC

出典:SpinTheEarthPETPIPHUFFPOST高島屋Morozoffメリーチョコレートカムパニー

作成:株式会社ワイドソフトデザイン

 

 

日本古来の贈り物の豆知識はこちらから。

総務グループのアップUP通信1月号 Vol.87

関連記事

TOP